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こいくれない
ESSAY × HTMLcss
webコーディングによる遊び pc向け スマホは一々タップせにゃならん
人間の視野って
たぶん180度ぐらい
見渡せるんじゃないかな?
画角と言っていいんだと思う。
間違ってたらごめん。
山手線内回りを待つ僕の視界の片隅に
その「えんじ色」が飛び込んでくる。
きっと僕に気づいたんだろう
それはまるで驚いた魚の様に僕の視界から消えてしまう。
あ、
今のは井上陽水の詩のパクリかも・・。
次の瞬間世界はまるで
モノトーンかセピア色のように色を失い
あの「えんじ色」だけが色彩を放って
僕の脳裏に焼き付く。
雑踏とかホームとか
言葉たちはまるで
散文詩か何かの様にバラバラに宙に浮かんで、
とりとめが無くなってしまう。
ねえ君。知ってる?
世の中はポップな色たちで溢れかえっているけれど
本当はもっといろんな色があるんだよ。
中でも和系色は
僕の脳裏に焼き付くのさ。
次の瞬間
僅かな摩擦音とともに
山手線の電車がホームに滑り込み、
そして世界はようやく色を取り戻す。
君はあの色が本当は何色だったと思うかな。
そうだ
「濃い紅」という色がある。
そうだそういうことにしようよ。
そしてそこには
「恋くれない」って当て字してやるんだ。
そうすれば
なんだかちょっぴりカッコいい。
ねえ君。
君は今年もあのマフラーを巻くのかな?
原題 脳裏に焼き付くえんじ色